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2021年2月19日 (金)

令和2年度林業成長産業化地域成果報告会で大隅地域の取組を報告しました

 林野庁では、林業の成長産業化を図るため、平成 29 年度から、地域の森林資源を循環利用し、地元に利益が還元され、地域の活性化に取り組む地域を「林業成長産業化地域(モデル地域)」として選定しています。毎年、各地域のモデル事業の取組を全国への普及展開を図るため成果報告会が開催されており、今年度、大隅地域が優良事例として選定されたことから発表依頼があり、本地域の取組を報告させていただきました。

 報告会の詳細は、一般財団法人林業経済研究所のホームページに掲載されていますので、「令和2年度林業成長産業化地域成果報告会」で検索して下さい。

   http://www.foeri.org/rin-seicyosangyouka-chiiki2/houkokukai/

 例年、報告会は、東京で開催されているのですが、新型コロナウィルスの影響もあり、リモートでの発表会となりました。「Zoom Webinar」というアプリを用いるとのことでしたので、大隅地域振興局に1台しか配備されていない専用端末を当日は準備し対応しました。

 今年度の報告会では、大隅地域の外、3地域が発表しました。大隅地域は、「新たな木材需要に対応した効率的な木材生産・流通と一貫作業による再造林の推進」というタイトルで当地域の5つのプロジェクトの報告、島根県隠岐島後地域は、「再造林の推進に向けた各種取組と労働力対策」、徳島県南部地域は、「森林の集約化による森林整備と木材需要の創出組」、宮城県登米地域は、「森林認証への取組とSCMプラットホームの構築について」事例紹介しました。

 その後、事前に頂いたシナリオに沿って、①川上の取組として「再造林対策について」、②川中・川下の取組として「木材輸出対策について」や「木材流通の効率化(中間土間の整備)について」、③その外地域全体の取組、組織の自立化への道として「モデル事業の推進体制、事業後の継承について」や「山本還元について」の3つのテーマについて、筑波大学立花敏准教授のコーディネーターのもと、パネルディスカッションが繰り広げられました。

 私は、これまで打ち合わせ等で「Zoom Webinar」を数回使用したことはありましたが、相手が不特定多数(あとで報告があったのですが、当日は150~200人程度の視聴者がいたとのこと)な中での使用は初めてで、ひたすらパソコンに向かって話し続けるという環境は勝手が悪く、しかも、パネルディスカッションでは、事前に頂いたシナリオと若干違った進行や質問で、戸惑うこともあり、準備していたものを回答できない場面もありましたが、大隅地域の取組を全国に精一杯報告しました。

 大隅地域のモデル事業は、今年度で4年目を迎え、来年度が最終年度の5年目となりますが、これまで地域構想の目指す目標の達成に向け少しずつではありますが、着実に成果を上げてきているのではないかと思っているところです。最終年度が終わったあとには、“大隅地域って変わったよね!”って、地域の関係者に自覚してもらえるように、今後も全集中で頑張っていきます。

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