11月17日と19日にかごしまスーパーきこり塾推進事業の高校生地元定着促進イベントが県林業労働力確保支援センターの主催で鹿屋農業高校で開催されました。3年生が対象で17日はフォワーダとチェーンソーの取り扱いの練習をしで、19日の同高の文化祭当日に実技を披露してもらいました。昨年度までにそれぞれ、免許は取得してましたので、みなさんスムーズにフォワーダへの丸太の積みおろしやソーチェーンの脱着、丸太の伐り合わせてを他の生徒さんが見ている中でも上手に行っていました。また、併催行事として日立建機さんが、ハーベスターシュミレーターを別室で行っており、こちらも林業系の高校生だけでなく、他の学科の生徒も体験するなど盛り上がっていました。体験した高校生も立木を伐採し、枝払いして、たま伐りする作業を、すっげーっ、面白いと感動してました。広くたくさんの方に林業を感じてもらうことができ、大変良いイベントとなりました。
本日、午後から曽於市末吉町南之郷地内の造林で、機械を使った下刈省力化研修会を行いました。管内や管外から30名近くの関係者が参加していただきました。曽於市森林組合さんが、昨年購入した地拵え用の機械を下刈現場で活用できないかを試験的に試してもらいました。現場は1年生の苗木がヘクタール当たり2500本植えてあり、植栽間隔な2.0mでした。そこにバックホーの0.15タイプにフレイルカッターのアタッチメントを付けて機械による下刈作業でした。参加者の何人かには実際に機械に乗ってもらい、下刈も体験してもらいました。参加者からもいろいろなご意見があり、大変盛り上がった研修となりました。機械で下刈することを考えながら苗木を植栽していけば、下刈でも使えるかなという感想も持った次第です。労働力軽減のためにも、機械を活用した下刈等を検討していきたいと思っています。
今日の南日本新聞に、山にはたらく霧島造林の四季⑤が掲載ました。霧島造林さんも森林、林業のPRを霧島市のコミュニティFMで流してくれたり、小学校でPRしてくれたり大変ありがたい限りです。やはり林業のPRはどんどんしていかないといけないですね。この前のNHKのクローズアップ現代では、今の林業のやり方が、森林を壊し、自然災害の原因であるかのような放送がされ、非常に歯痒く、残念な思いがしました。これまで先代の方々が植えて、育ててきたスギ、ヒノキ林が大きくなり、林業従事者の労働強度を低減するために、高性能林業機械を入れて、森林整備を行ってきているのに、それが原因というような論調は非常に不愉快でなりません。高性能林業機械が入ったことで、伐採のスピードはアップしていますが、災害が起きないに、伐ったら、植えて、という再造林を霧島造林さんたちのような若い方々も含め、林業関係者は一生懸命頑張っています。これからも伐ったら、植えて、育ててという循環型の森林整備の必要性を改めて感じたところでした。
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